FCCテクノはウェブエンジニア育成を早期に進めるため、入社時点から一定期間内に資格取得を終えた人については、ボーナスに加算を行うことを明示しています。
今回は、このFCCスキルアップボーナス制度について記載していきたいと思います。
新スキルアップボーナス制度について
基本的には、ウェブベースでのシステム開発に関する3資格合格を要件とし、追加取得時には、更にボーナスを出します。
まずは、基本情報技術者、その上に、Python3認定、AWSクラウドプラクティショナーの合格が要件です。ベースとなる知識として基本情報、プログラミングの入門としてPython、クラウドプラットフォーム上での開発を行うためにAWSを学ぶことを重視しています。
この資格の合格に合わせて、一緒に働いている人からの推薦を2名集めることを要件としています。最後に2名の推薦を入れたのは、あくまで仕事が一番で、資格取得はサブであることを示しています。
この3つの資格は、今流行りであり、ウェブ開発を行う上で、評価されやすい入門資格です。故に難しい資格は含めていません。
また、この3つをもって、仕事ができるようになるわけではありませんが、僕が面接官であったら、開発経験が浅くとも、若年層で、この3つを持ってたら、ひとまず会ってみようと思います。いわば、世の流れに乗るための資格、もっと言うと、勝ち馬に乗るための資格かもしれません。
基本的なITの知識(基本情報)と、インフラ(AWSなどのサーバの知識、Windows/LinuxなどのOSの知識)と、言語(ウェブ系、C#、COBOL)の三つは掛け算です。フロントエンド志望であったとしても、フロントはとにかく技術の移り変わり、流行り廃りが早いので、たとえフロントの希望であっても、バック基礎、もっというとITの基礎を抑えておくことが重要であると考えています。
やったことないこと、経験がないことは強い負荷がかかりますが、ゆえに価値があります。誰でも出来ること、楽なこと、楽しいことは、競争相手が多いです。なぜなら、みんなやりたいからです。直感的に嫌だな、面倒だなと思うところに、自分の強み、ビジネスを作るヒントがあります。
もっとも、自分の成長、マーケットバリューを意識しすぎて、やりたくないことばっかりやってると嫌になっちゃうので、戦略的にやりたいこと、やりたくないことのバランスを取りながらキャリア形成していける環境を整えていきたいと思っています。
このボーナス加算は、得られる期限を明確に区切り、ある程度、まとまった金額を支給することを重視しています。もちろん、これらを業務中にやることなく、あくまで自己研鑽の延長として取り組んでいただくものです。僕たちは事業再スタートに等しい状況にありますので、資格取得による早期の立ち上がりを支援していきます。
キャリアトレーニングの開始
併せて、FCCテクノではキャリアトレーニングに力を入れています。
今後、社内の参加希望者を募り、キャリア講座を行っていきます。
これからは、ロールモデルのない時代、自分で旗を立てていく時代ですが、そうはいっても、僕にもロールモデル(この人かっこいいな)がたくさん居ました。最先端の職場でしのぎ(と寿命)を削って働くメリットは、そこにあったような気もします。
何者でもなかった当時は、僕は彼らを真似て成長しました。この時、この人であったらどう考えるであろうか、どうするであろうか、その判断軸を、仕事を通じてたくさん持てたのは、僕にとって財産となりました。
最終的には、仕事は仕事で割り切って、趣味に生きたって、家族のために生きたっていいんです。ただ、どうせ仕事で8時間を過ごすなら、より自由に生き、選択肢を増やすためには、いま何をすべきか、をしっかり考えてほしいと思っています。それが生きるということです。
また、仕事をしっかりこなせるようになると選択肢が増えます。
例えばですが、自分の生活費を稼ぐ仕事と、趣味の仕事、あるいはNPOのような社会貢献活動を両方持ってもよいかもしれません。仕事ができるようになると、どっちかでなくてもよくなります。なぜなら、それでも生活できるからです。
そのために、時間当たりに出せる付加価値をしっかり高めていくのが大事です。付加価値を意識するには、今の自分の時給を、自分が経営者であれば払うだろうか、より高い時給を払うためにはどういう仕事ができるようになるべきであろうか、を意識すると良いように思います。
また、本筋とは離れますが、当社、女性職員も増えてきたので、女性で自由に生きている人たちに、講演してもらおうと考えています。会社は、なんとなく男性社会の考え方を軸に作られています。ただ、出世するために男になれ、というのは違うはずです。違う生き方があってもいいと思います。
ということで、僕のような、24時間働きたいモーレツサラリーマンに限らず、幅広いキャリアを持った人たちから、自分の仕事とキャリアについて語ってもらう会を設けていきます。
これはどちらかというと業務ってより、自分の人生を豊かにするものなのですが、本質的になぜ働くかと言われれば、生きるためでもあり、自分の人生に彩を加えるためだと思っています。
FCCテクノは、生きていく力をつけることに注力しています。自分で考えることが多く、前例が少ないことに多く決して楽な業務ではないと思いますが、生きる力身に着けたいな、最終的には自分の力でやっていきたいな、という皆さんの参画をお待ちしています。