皆さんこんにちは。あけましておめでとうございます。FCCテクノも、1月4日より、2022年営業を開始しました。
今回は、2022年のFCCテクノがどのように活動していこうと考えているか、少し記載します。
- 移転を終えて新拠点での業務開始
- 自分たちのDXの推進
- 働き方の多様化
この3点について、当社の視点を記載していきます。
そもそも:2021年のFCCテクノ
2021年は、60周年に向け、再度社内の変革にあゆみを向けた年でした。
変革に際しては、様々な障害がありましたが、職員の協力を得ながら、進めていきました。シンプルですが、会社の中の不用品・法定保存要件がない紙の処分を徹底的に行いました。大昔のノートパソコン(とにかく重く厚い!)が出てきたり、古い古い取締役会議事録や、当社が過去に行ってきた数々の挑戦の記録、栄光の歴史の証跡が出てきて、改めて創業60年の様々な歴史を垣間見ることが出来る瞬間でした。
今私たちは、今の当社が存在することを当たり前に感じてしまいますが、今の当社があるのは、60年前に創業した創業者たちと、その後の60年を支えてきた職員、そして何より、永くお付き合いいただけるお客様がいたからこそだな、と改めて感じます。どうしても、変革というとすべてを変え、過去を否定する流れに向きがちですが、温故知新のように、当社の歴史を学び、伝えていく思想も大事だと感じました。
その上で、2022年のFCCテクノは、次のように更に変革を進めていきます。
取り組み1:移転を終えて新拠点での業務開始
FCCテクノは、2021年末に、西鉄平尾駅前より、大橋駅前に移転をしています。創業の地は、天神なのですが、以後、舞鶴町に一回移転し、その後長らく西鉄平尾駅前での営業を行ってきました。長い間、平尾の駅周辺にはお世話になり、旧当社の対面の焼肉屋さん、駅に隣接するコーヒーショップ、近所のドーナツ屋さんなどに大変お世話になりました。
今後は、2拠点を大橋に、BPOセンターを竹下に構え、心機一転営業を進めていきます。
場所が移ると気分も変わるもので、会社の雰囲気も大きく変容してきています。場所や建物が会社の雰囲気の一部を司るんだな、と感じています。大橋駅のお近くにお寄りの際には、お立ち寄りいただけましたら幸いです!新しいオフィスを含め、ご案内していきます。新しい拠点は、リモートワークとリアルの接触を組み合わせたハイブリットな働き方を想定し、床面積を60%程度削減しています。今後事業の伸縮に併せて、オフィスへの投資を再開していきます。
取り組み2:自分たちのDXの推進
昨年2021年より、自分たち自身のDXを進めています。
そもそも、自分たちの在り方を見直さなければ、将来がないな、という現実的な課題と、何よりも、お客様の信頼に足るパートナーになるためには、まず自分たちの在り方からして変革し、その経験をもってお客様を支援できるようにするためです。当初からトップダウンで進め、右往左往しながら、会社全体の規則の見直し、そもそもの業務フローの見直し、Teamsなどの浸透(例えば、社内メールを禁止し、完全にTeamsに移行しました。)などをスピード感をもって進め、社内のデジタル化を進めました。
まだまだ、当社がお客様に提供しているサービスが変革しきれているか、というと、正直まだまだこれからなのですが、去年1年で相当デジタル化を進めることができたと自己評価をしています。基本中の基本ですが、スタッフの稼働状況の視覚化、将来売上等、パイプラインの管理、各部門別・プロジェクト別の管理会計の整備が進み、改めて社内が見渡せる体制が出来てきたように思います。(参考:
事例紹介 – FCCテクノ – )
これらは、DXの土台となるデータ収集の仕組みを考える上で必須の枠組みであり、まさにDXの第一歩を踏み出せたのではないか、と私たちは考えています。
(なので、本質的な変革にはまだまだハードルがたくさんあります!)
2022年は、この経験をコンパクトにまとめ、DXの最初の一歩を踏み出しやすくする新サービス『ロボ名人
(ROBO MEIJIN|ROBO MEIJIN)』を通じ、お客様と共に、DXを推進できる企業として進化していきたいと考えています。課題は山積していますが、日々変化を実感できています。私たち自身の変革の経験、成功体験も、手痛い失敗の経験の両面を活かしながら、皆様と一緒に、素早く変革を成しえていけるのが、当社の強みであると思います。
取り組み3:働き方の多様化
また、2021年に引き続き、更に働き方の多様化について研究していきます。
コロナ禍において、リモートワークが一般化し、リアルとリモートのバランスが様々な場面で議論されているように思います。私たちも、2021年より試行錯誤しながらリモートワークとリアルを組み合わせた働き方を推進し、さまざまな利点と課題に直面しました。
ですが、基本的には感染対策の状況にかかわらず、今後もリモートワークの利点を取り入れていきたいと思っています。個人的には、リモートワークの最大の利点は、ライフステージの変化に対応しやすく、柔軟に働ける環境を提供できうることであると思っています。
今後、ますます各個人が長く働く時代が来ますし、各個人を取り巻く環境に応じて多様な働き方のニーズが生まれてきます。その時、リモートワークをうまく活用できることは会社として強みとなります。もっとも、セキュリティや生産性、ノウハウの伝承、会社としての一体感の醸成など、課題はあります。が、フル出社のときの仕組みではなく、試行錯誤しながらリモートを組み合わせた企業文化の醸成方法を、会社を上げて考えていきたいと思います。
また、2社に所属するような複業の考え方も引き続き考えています。代替不能な特定の技能がある人ほど、複数の会社に所属し、自身のスキルを幅広く発揮する働き方が今後増えていくのではないか、と私たちは予想しています。法制度や、一般的な社会慣行が、一社に勤めることを前提として設計されていますので、複業そのものにも、利点・課題の両面ありますが、時代の先端を行くには、私たちが社内にも社外にも開かれた会社であることが重要であると思っており、仕事の複線化、キャリアの複線化をいかに取り入れていくかが、重要な問題であると思っています。
もっとも、当社はお客様の情報を扱う会社ですので、「守り」にも配慮していく必要があります。セキュリティや情報管理の徹底は重要ですが、働き方や、福岡ではたらく皆様、パートナーの会社様含めて、様々なあり方があってよいのではと思い、今後も検討していきます。
まとめ
改めてみると、変革は自分たち事ながら、本当に大変であると実感します。自分たちだけの都合ではもちろん進められませんし、変革の過程でお客様にご迷惑をおかけするわけにもいきません。ですが、変えなければならないものは、変えていく必要があります。このバランスを取りながら、変革を進めてまいります。
今後も、様々な挑戦と失敗をしていくと思いますが、FCCテクノは2022年も変革を続け、創業60年を超えて、次の100年に向けた取り組みを進めていきます。今年も、よろしくお願いいたします。