こんにちは。
そろそろ就職のシーズンが来ましたので、当社の採用方針について記載していきます。昨年は7名、今年は2名、新卒入社があり、来年は5名～10名を考えています。新しい人が入ってくると、職場が活性化されます。

今日は、FCCの考える2023年入社の新卒採用について記載します。
最近、僕たちFCCは、新卒一括採用をやめ、インターンからの入社に切り替えていきます。今日はそのあたりなぜそのような転換を行ったか記載していきます。

FCCテクノは、これまで中途採用が少なく、プロパーを新卒で採用し、総合職として育てる採用を行ってきました。

総合職採用は、すべてが80点の総合力で戦う人材を育てる局面には向きますし、右肩上がりの時代においては、日本企業の競争力の一翼を担っていたのは間違いありません。横並びで採用し、会社の力が圧倒的に強く、キャリアも会社が設計したものに乗れた人が出世していくものです。

ある意味、キャリアも成長も、なんなら社会そのものとのかかわり方も会社が用意してくれる環境です。その代わりに、転勤や多少理不尽なことがあっても耐えます。御恩と奉公の世界です。

ただ、僕たち中小企業では、なかなかこの環境を用意できなくなりつつあります。
これから人口減少は不可避であり、地方が衰退し、その衰退の中で大きな社会的変革が起きていきます。その際に、総合職採用や部署ローテーションが必須となる往来の日本型採用、時間を取って精鋭を育てていくような人事制度を作るのは、よほど体力があり大きな会社でないと難しいです。

したがって、年功序列のように、職員の人生を包括的に守り支える代わりに忠誠を求めるような制度は、維持できなくなっていくように思います。

素早く成長し、即戦力を目指して領域を絞りながら成長していく、なんでもできるではなくて、とりあえず一つ強みがある状態を最初に作りたいと思っています。なので、総合職として入社後適正を見極めて配属を決めるのではなく、ある程度、入社時点に配属とやるべきことをお互いに話しておいて、入社後、6月ぐらいに最終的に定めていきます。

そこで、まず、僕たちFCCは、新卒・中途という区別をなくし始めています。2023年入社は、まだ一括採用を続けますが、今後は、徐々にそのウェイトを減らしていき、通年採用と、インターン採用を強化していきます。

もちろん、初めて社会に出る人については、相応の社会へ順応してくためのトレーニングを課し、不安と抵抗なくビジネスの世界で戦えるようにしていきます。他方で、入社時の年俸提示においても、その人の入社時点の能力、期待値が異なるのであれば、新卒であっても入社の時点から異なるべきであると思います。

まだ働いたことがなくとも、視座が定まっている人はいますし、逆に働いたことがあるはずなのに、まだまだ目線が定まっていない方もいらっしゃいます。

こういった採用をしていくに際しては、短期間に集中する新卒一括採用において、人となりを見極めていくのが難しいのです。

大量の候補者の中から、何回かの短い面接で、その人の資質を見極め、僕たちのカルチャーに合うかどうかを判定し、実力や期待値を見極めてオファーをバラバラに出す、というのは、現実的ではありません。少し時間をかけた選考をしていかないと難しいように思います。当然、面接や選考に時間をかけても外れることは多いでしょうが、お互い就職してもらう立場、就職する立場として、それぞれ納得して仕事に入ってもらいたいと思います。

故に、当社は、新卒一括採用をやめ、スモールビジネスならではの、インターンからの採用に切り替える予定です。幸い、100人も200人も採用する必要があるわけではないので、じっくり時間をかけることが出来ます。

事実、今年から優秀なインターン生が当社に参画してきてくれています。頭数を集めるために新卒採用する、あるいは、中途に比べて人件費が安いから採用する、ではなく、一人一人に期待と役割を持ったオファーを出していきたいと思います。

当然、優秀だな！と思う学生さんはすべて当社に入社していただきたいのです。ですが、お互い時間を使って検討した結果、やっぱり他に良い会社があるなと思い、そちらに行かれるのであれば、それはそれでその方の人生に有用な判断軸を提供できた、として、僕たちFCCはうれしく思います。（その上で成長して、やっぱりFCCが良かった！と、当社に来てくれるともっと嬉しいですけど！）

これは、狭い福岡なので、お互い良くしていれば、いつか巡り合わせが来るように思います。もし、他の会社に行かれた方がキャリアに迷われたとき、まだ僕たちFCCが進化し続けていればきっと気にかけてくれます。もしかしたら、転職してきてくれるかもしれません。

そういう意味では、繋がりを作っておくこと、関心を持ってもらうことは、僕たちFCCにとってとっても大事であるように思っています。

ビジネスの環境が変化し続ける中、当社も人事制度含めて見直しを行っています。

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