こんにちは。
そろそろ就職面接が始まります。最近何回か会社説明会を行い、その際に数多く就職面談について質問を受けました。
今日は、就職面接に置いてみるポイントと、コツを簡単に書いてみます。
FCCテクノの採用方針
就職におけるルール(ドアは3回ノックしなきゃいけない、靴は黒でなければいけない、など)は、基本的に都市伝説なようなものかなと思っています。確かにそういう画一的基準に収まっていることを重視される企業もありますが、少なくとも当社ではあまり気にしていません。(特に代表である僕が一番気にしてません。)
ただ、就職活動はビジネスの場です。
商談に向かうとき、どのような恰好が良いか、自分の第一印象として、どういう印象を与えるのが一番良いかを考えてる人のほうが、結果面接通過率は上がるように思います。故に、世の中で回る都市伝説のセオリーを過度に意識しすぎる必要はないものの、ある程度セオリーを踏まえておいたほうが無難ではあるだろう、と思います。確率の問題で、気にする会社が多そうであれば、それに合わせたほうが良い、ということです。
その上で、今日は当社が考える就職試験での面接のポイントをまとめます。
面接のポイント・自分目線ではなく相手の目線で話す
FCCの面接においては、基本的に、お互いがお互いを知る場だと思っているので、率直に話すように心がけています。
面接の場、あるいは会社説明の場だけよい場面を見せても、結果入社の後失望されてしまい、短期間のうちに、他の会社に行きたい!となってしまったら、お互い不幸であると思います。故に、あまり作られた回答が予想される質問は行わず、面談される方が普段から考えられてることが見えるような質問を意識しています。
その上で、私たちが面接において評価しているのは、2点あります。
・質問に対する回答が一対になっているか
・自分の言いたいことではなく、自分のアピールになっているか
それぞれ解説していきたいと思います。
質問に対する回答が一対になっているか
まず、質問に対する回答が一対となっているかは、実はここで8割ぐらいの人が落ちます。「あなたはサッカーが好きですか?」と聞かれたときの答えは、「好きです。」or「嫌いです。」(又はいずれでもないです)とするのが、一対になった答えです。
ですが、サッカーが好きかと聞いているのに、好き嫌いではなく自分がサッカーで頑張ったこと、あるいは、野球の話、それとは別に、「自分の好きなおやつ」を話してしまう人を良く見かけます。そんなウッカリしませんよ、と思った人、危ないです。よく自分の質疑応答を見返してみましょう。質疑応答が一対一になっていないものが含まれていませんか。まずは、YES/NOのようなスタンスの表明、そこに簡潔かつロジカルな理由を付記するのが理想ですね。
また、面接における質問には、必ず意図があります。質問を通じて、何かを探りたいので質問を行っています。ということは、その意図に沿った質問に回答していないと、そもそもその質問を行う意味がありません。質問を行った側としても、判断材料不足になってしまうので、判断できず、結果、良い評価を得ることが出来ません。
相手の意図、質問の裏の意図を推測していくのが大事ですね。
自分の言いたいことではなく、自分のアピールになっているか
次に、自分の言いたいことではなく、アピールすべき点が盛り込まれているか、です。これは、就職面接は、お見合いですので、相手より自分に関心を持ってもらう必要があります。なので、自分が言いたいこと、伝えたいことベースではなく、相手が自分について何を話してほしいか、どういうことを知りたいかを、ビジネスの目線で考えて話すのが効果的です。
そのためには、事前リサーチが必要です。
会社概要を見る、ウェブを調べる、直近取り組んでいる点を見るなどしていくと、おのずとその会社がどの方向を目指しているかが透けて見えてきます。その方向性と自分の強み(又は興味関心)をかけ合わせたときに、会社において、どういうことが生まれ、その生まれるものがあることをどのように伝えるかを考えるのが、面接対応です。自己分析が最初のステップであり、第二ステップは、相手のことを知ることですね。15分でもよいので、相手のことを知ることです。
これもよくあって、自分の話したいことを話してしまっているのはもったいないです。話したいことはお友達と話したほうが楽しいので、別の場でやりましょう。
必ず質問の意図を読み解き、それに適した回答を行っていくのが良いです。会社側は、究極的には、「この人は入社した後、活躍してくれるだろうか」の仮説を裏付ける作業を行っています。その仮説検証に役立つ回答を行うのが大事ですので、「もし自分が会社の人だったら、自分のことをどう見るであろうか」を、基準に面接を組み立てていくといいです。ポーカーをする気持ちでしょうか。
間違っても嘘をついて盛れ!ということではなく、「自己は多面的である。故にビジネスの場において最も輝かせるために見せるべき面はどれか」という問いです。人はこうである、という1面しか持っていない人ではないです。短気・せっかちは「行動が早い」だし、慎重は「計画的」です。いろいろな面を持ち合わせています。それを、ビジネスの場でどのように用いれば成果が出せるかを考えるのが、面接対応です。
これは、表現力というか、コミュニケーション力を見ています。当社にとってのコミュニケーション力は、みんなでワイワイ騒ぐことではなく、相手が自分をどうみているか推測し、それに対してアクションを取ることをコミュニケーション力と呼んでいます。このコミュニケーション力をはかるのが、この目線です。こういった対応ができる人は、多分就職してからもバリューを発揮することが出来ます。故に、この項目は大事にしています。
就職面接はお互いを知る場である。
というようなことを、面接においては重視しておくとよいと思いますが、特に大事なのは、就職する側、される側も、お互いに選ばれている、ということです。そういったことを踏まえると、面接の場において、面接する立場の人たちを見極める視点も大事であると思います。
例えば圧迫面接を行うような会社は、恐らく入社した後も社内外に圧迫的なコミュニケーションを許容しますし、横柄な対応をする会社は、入社後も横柄でしょう。面接のときに感じた違和感は、恐らく入社後にも感じるでしょう。一方で、会社側もしっかり対応してくるので、一番いい面を出してきます。話半分に聞くところ、ちゃんと聞くところ、あると思いますので強弱付けてちゃんと聞きましょう。
なので、面接を受ける立場としても、意外と面接するときに会社側の雰囲気をしっかりつかんでおくのが大事であるように思います。
終わりに
就職したらすくなくとも1日の1/3以上の時間を会社で過ごします。聞きにくいこともきちんと聞き、お互いが納得した状態で入社に進んでいくとよいなと思います。基本的に、当社は入社時点と入社後で極力会社の中が違わないように、面接時点から内情をお伝えするように致します。その上で、僕たちと働きたい、と思ってくれる人が1名でも増えるといいなと思います。
当社に関心をお持ちの方は、ご応募よろしくお願いいたします。
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